金1回目、月スペイン・ギリシア 火イタリア・ポルトガル 水まとめ。
ポルトガルを担当しました。
参考文献がない(ポルトガル語以外)ことで苦労するも、勉強になりました。
・サラザール体制が74年のカーネーション革命で終了する前から、グルベンキアン財団というのが実質的に文化省の役割を果たしていた、
・リスボンとポルトに人口集中しており、自治体の能力がまだ低い
・独裁体制時代の検閲の影響もあり、現在でも識字や読書率が低い
などほかにも微にいり細にいること多々
・・・ポルトガルといえば、ザビエルしかしらなかったので汗
今日からは、イコノグラフィーというゼミです。
無理やり詰め込んでまた3日で終わるというパターン・・・
(15-19時)
第1回目は、100枚の政治家や政治的なスライドを見て、解釈講釈。
例えば、
ーメキシコ五輪で、黒人男性2人がこぶしを突き上げ表彰台でうなだれている写真
解説は、ここに載っています。
黒人差別に抗議して米ナショナルチームから除名など
- ルイフィリップ王、ドゴール、・・シラク、サルコジの公式写真の変遷
・・・学生たちは、「旗より背が低い」といって笑っていました。
- ー風刺画
など。
五輪写真についての写真については、
・枠のとり方(遠くからか、ごく近くか、ごく近い写真では、満足してないているようにも見えるなど)
・カラー写真と白黒写真の使い方(白黒を使うことで、悲しさ、歴史性の演出)
・アングル
などの議論を提起していました。
大統領の写真は、シラク以前はみな図書室で、真正面を向かず、ドゴールは憲法と歴史の本に右手を載せて、軍服を着ています。シラクはエリゼ宮の前でしたが、サルコジになってまた書斎にもどってきました。権威、権力の由来、変化、教養のある、などそれぞれに意味があるとのことです。
そこで、熊本県知事を思い出しました。
政治家のポスターの解釈。
人物についてはコチラ→「私が学問にめざめた時」
・・・彼は以前、大学教授をしていたのですが、思えば政治過程論というのを担当しており、ゼミでは政治家のポスターなどを集めさせたり(出版もされている)面白いことをしているなあと思っておりました。ルーツは、日本人学生とおもえないほどの苦労人でありつつも、おそらく天才だったので、豚の精子の研究から一転、ハーバードの政治学博士をとって、日本にもどって政治過程論、その研究を実践して知事になったというわけです。
ちなみに、私の場合、大学4年の最後の試験期間、卒業を確実なものとするため彼の授業を予備的に一夜漬けで受けた記憶があり、慙愧の念でいっぱいになりましたので、この機会にレポート書きもかねて彼の著作を読んでみようと思います。
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