ついにこの日がやってきました。
さきほど事務局のマダムから「成績を貼ったから見に来てね」との連絡が。
午前中にメールしたところ、早速対応してくれたようで、前任のマダムとは大違いです。
さて、道中。いわゆる過呼吸症候群というのでしょうか、意外と気の弱い私は、肺が苦しくなり、不整脈のような状態になりながら、炎天下42℃の中を歩いていきます。
「けっこう、うかっているかもしれないよな。がんばったし。
先生達もうらまれたくないだろうし。
マダムに会ったら、おめでとうとかいわれるかな。なんて返事しようかな。うーん」
などと考えていましたが、ふと、高校の部活顧問の言葉を思い出しました。
「いいか、どんなときも、最悪の状況を考えて行動しろ。」
ああ、そうか。落ちていたとき、この次どうするのか考えないと。
・あのキビしー先生に、留年できますか?ってフランスでなんて聞けばいいんだろう。
・ダメっていわれたら、どうしたらいいんだろう。ほかにあてあるかな。
・追試は受けられるんだろうか。
・そもそも、そういう制度、あるんだろうか。
ぶつぶつ・・・
ますます呼吸困難に陥ったことはいうまでもありません。今でも肺が若干疲れています。
と、いうわけで、今日2回目の大学(実は朝見に来ていました)
この建物の3階に、もう張り出されているわけか。と思うと、階段を上るの、一瞬ためらわれます。
ここで、アニメ「みゆき」のエンディングテーマが。
オトナノカイダンノオーボルー
いや、ちょっとこちとら、それどころじゃないんだけど。
と自主突っ込みをいれたところで、心拍数が最高潮に達しました。
あ、掲示板だ。
これじゃない。
あっちか。
・・・おお、紙が3枚はられてる。
ん?なんかよくわからないな。
数字が沢山並んでるぞ。
当方、当方と・・・・あ、あった。
ええ?
ええええ?
えええええ?
ゴ、ゴーカク?
ええっと、よろこんでいいですか?
やっほーう。
きたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。
意外や意外、成績は12.1/20 で、どうやら同級生の中では一番よかったようです。
まあでも、留学生と言うことで若干甘めにしてくれた先生もいるのではと思います。
これでおそらく大体修士号の取得はかなり確実になったのではないかと思われます。
**何が起こるかわからないフランス。留保をつけておこう。
とはいえ、まだ課題の調査報告は終わっていないので、それを執行しなければ。
来年度のことも考えないといけません。コレが結構難航しています。
うーむ。それにしてもよかった。肩の荷が下りました。
応援・ご協力いただいたみなさま、ひとまず成績はこういうことですので、この場を借りまして御礼を申し上げます。引き続き頑張ります。
おめでとう!今までの経緯を見る限り大丈夫とは思ってたけど、フランス人は(日本人から見ると)ワガママで空気読まないから万が一ってこともあるから不安だったよね。留保を付けるあたりにフランスでの苦労が垣間見えますな(笑
返信削除ありがとう。全くおっしゃるとおりです。完全に私の苦労を理解していただいているようで、感激です。フランス人と根底から理解しあうのは困難です。論文の先生をアメリカ人にしてある意味よかったです。
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