一つの失敗をしました。
今日は、モンペリエ市役所の国際関係室で歓迎行事があるとのことで、案内が出ていました。
2時間目の授業でもそのようなアナウンスがあり、私も参加予定でした。
ところが、時間どおりに寮の入口に行っても誰もいません。
どうやら時間を勘違い(聞き間違い)していたようです。
【失敗の本質その1:フランス語力不足】
嗚呼、遺憾。
でも、行き先が市役所だということを知っているので、市役所にさえたどり着けば、何とかなるはず!と思いこんで出発することにしました
【失敗の本質その2:外国フランスの見積もりが甘い】
トラムに乗って、市役所駅でおりました。
そこは、新市街地ということもあり、自分が知っているモンペリエの郊外よりずっとずっと都会でした。ああ、ギャラリーラファイエットまであるんだ~と思って少し浮き浮きしていました。
(焦りもあり、写真をとる余裕がありませんでした。。。】
さて、市役所に着いたと。
幸い案内窓口が開いており、尋ねてみました。
フランスにしては、にこにこと笑顔で答えてくれ、色々電話をかけてくれた感じのいい女性でした。
しかし、結果は、、、不発です。わからず。
そもそも、市長とのランデブーではなく、国際関係室とのランデブーであったことも、後で知りました。
先方とのやりとり概要、以下のとおり。
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当方「市長とランデブーがあるのだけど、どこにいったらよいですか?」(本当は国際関係室・・・)
窓口「あなたのお名前は?」
当方「こちらIEFEの学生で当方と申しますが、何か?」
窓口「少々お待ちを。。。。あ、市長室ですか?トエホウさんが見えています。彼のフランス語はあまりよくないので、間違っているかも知れませんが、市長にランデブーは入っていますか?・・・・わかりました。」「この時間帯、市長にランデブーはないそうです。あなたは何しに来たのですか?」
当方「ええ?マジで?・・・われわれ学生が市長から歓迎を受けると大学から聞いてここに来たのですが・・・ええっと、その~。。。」
窓口「大学に行きたいのですか?それでしたら・・・」
当方「いやいや、大学に行きたいのではなく、市役所でランデブーがあるのです。(あんまり通じてないな・・・)」
窓口「誰かに電話をかけてみてはどうですか?」
当方「I have no phone(ここから英語)」
【失敗の本質その3:チューターの電話番号を知らない】
窓口「大学に電話して聞いてあげることは可能です」
当方「お願いします」
窓口「ん~留守電になってます」
当方「市役所のだれかとランデブーがあることは間違いないのですが」
窓口「うちの市役所何百人もいるんで・・・名前がわからないと。。。」
当方「わかりました。これは私のミスです。ありがとうございました」
窓口「お力になれずごめんなさい。確認されたら、月曜日以降に来てください」
(月曜日以降って・・・今日のランデブーだから・・・)
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帰りはへこんでグロッキーになりましたが、次につなげるべく、以下、失敗を分析したいと思います。
【失敗の本質その1:フランス語力不足】
(solution)→ 会話力が低いのはやむをえません。努力しても限界があり、開き直るしかありません。いい実践の場になりました。漸進致したい。
でも。。。「彼のフランス語力はいまいちなので・・・」というフランス語は、聞き取れる程度にはできるんですよ。マドムワゼル。
翻って、日本の市役所・町村役場に、日本語レベルが当方のフランス語レベルと同値の外国人があらわれたときに、同様以上の対応ができるのか、との問いを立てたとき、完璧に肯定する自信は、ありません。市長の秘書に電話をしてくれただけでも、マシだと思うのが中庸だと悟りました。
【失敗の本質その2:外国フランスの見積もりが甘い】
(solution)→ 日本なら関係しそうな部署に確認してくれそうなものですが、権限がないのか、仕事文化がないのか、窓口ではそこまでの対応は期待できませんでした。私の目的が達成できなかった点では気分は遺憾ですが、窓口対応ポイントとしては気持ちのよい対応だったのは間違いないです。
(とはいえ、今日は金曜日で同僚たちが窓口応対中にもかかわらず「じゃあね!よい週末を」といいながら当該女史にからんでいるのは、日本ではむっとする対応でしょう。フランスでは普通ですね)
地方自治の現場、地方分権の真価を問う事例として、モンペリエ市役所の能力に関するフィールドワーク的調査を開始してみたいと思いました。そのうち本当に市長(マダムらしい)を訪問したいと思います。
【失敗の本質その3:チューターの電話番号を知らない】
(solution)→ さっそく2人のチューターの携帯電話番号を確認し、メモを携帯することにします。
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