2日目午後、
整理券を求めて待っていると、一人の女性Aに声をかけられる。
「日本人の方ですか?」
「ニーハオ!」といって、中国人と一体化できる特技?を生かすべきか迷う心を振り切り。
「日本人ですよ。何かお困りですか?」と答えると、Aさんはほとんど目に涙を浮かべた顔で
「ああ、よかった。こっちで初めて日本人の方にお会いしました。私ほとんどフランス語が話せず、窓口に行っても意味不明で、助けてもらえませんか?」
自分自身の申請もまだ達成できていない私に請負う資格があるのか若干不安であったが、聞くと語学学校でも初級クラスに在籍しているというAさんよりは、私の方が窓口における不安は少ないかもしれなかった。
Aさんは初めてのフランス滞在にもかかわらず、受付に更新用の申請書類を渡されていた。そのことを指摘し、添付書類の不足を補うようアドバイスをして、整理券配布開始を待った。
・・・しかし、午後は50人までとの制限のため、結局不発におわった。
ところが、幸運なことに、出口で同じ外国人学生が、「一枚多くとってしまったからあげるよ。」といって整理券を、しかも17番目と比較的早い順番を譲ってくれた。しかし、1枚だけ。私は、翌日来ることもできると信じて、そのAさんにその一枚を託すことにした。
私が県庁を辞去した後、同じ語学学校に通っていた日本人Bも滞在許可申請のため県庁に行って、Aさんと遭遇したとのこと。その日本人は、フランス語が上手なのだが、悪いことに、すでにビザの期限が切れているとの事情を話したところ、Aさんから整理券の再移転を受けたらしい。
結局、Bはビザの期限切れの前に一度県庁窓口を訪れていたことが幸いし、問題なく申請受理となった上、Aさんのために更新用でない新規申請書類をも受け取ることができたそうで、2人にとってベターな解決ができたようだ。
・・・あとは、私だけか・・・・
山崎氏に教えられて訪問に参りました。井場でございます。フランスに翻弄されておるようでなによりです。私もシンガポールでがんばっております。これからちょくちょくお邪魔しますね。がんばって!
返信削除お久しぶりです。シンガポールでは英語ですか?やはりそちらではタバコのポイ捨ては刑罰の対象となる行為なのですか。
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