そろそろ民事上の係争は収束に向かいつつあるので、少しずつ、事の顛末について書き留めてみようと思います。
(1)水道代
事の発端は、2月(参照)。元々09年11月から洗面台の蛇口がきちんとしまらなくなって、ぽたぽたと水が出ていたのですが、不動産屋に相談しても、大家が払うし大丈夫大丈夫しかいわず、当時の私にはほかに解決する手段がなかったので、ことあるごとに何とかしてくれと依頼するしかできなかったのです。
で、やっと水道管屋を呼んでくれたのはよかったが、水道代の超過料金を私に払えといってきたのです。そのときは、不動産屋を信頼していたので、特に請求書や明細書類などを提示されなかったけれども、言われたとおりマンションを管理している組合MAB
宛に、小切手350ユーロを切り、不動産屋に手渡しました。
(2)ガス代
ガス・電気の開通を不動産屋がやるというので、はじめから任せていました。
ところがガス代の請求がいつまでたってもきません。これも何度も問い合わせたのですが、大丈夫、としか答えない。
5月の引越しの段になって、ガスのメーターチェックのはがきが届いたので、不動産屋に相談したことろ、「ガス代を払ってないので大問題になる。」といって、深刻な顔でおどしかけてきたのです。
其の翌日に、知らない携帯から、
ガス代570ユーロ請求します。月末までに支払うこと。
というメールが届きました。
不動産屋に行って問うてみると、「ガス代は前の借主が払い続けていたので、其のメールは彼からのメールだ」といって、570ユーロ払うようにと言われました。
このときも、不動産屋を信頼していたので、また実際ガス代(といっても、そんなに使っていないはずなのですが)を支払えていないのは遺憾だったので、570ユーロの小切手をきりました。
さらに、その際、前の借主はジプシー(移動しながら物乞いしている)だから、名前と居場所がよく分からないので、支払先を空欄にしておいてと依頼されました。
よく考えると、其の時点で気づいて断るべきだったのですが、そうするとガス代を支払えず大きな問題になると言われて追い詰められ感があったこともあり、いわれたとおりにしました。
帰ってから、先の携帯メールが消去されていたことに気づきました。(携帯を見せるように言われ、不動産屋に携帯を渡していた)
おかしいと思ったのは、5月の引越しの際。
なぜか2度目の超過料金を求めてきたのです。電話で。このときはさすがに「は?こないだ1度払ったよね?おかしいと思うけど」と言いました。すると、あわてて電話を切って、あとで会ったときに「あれは大家が払っていなかったみたいだ」という言い訳をしていました。
ああ、これは怪しいなと思って、とはいえ、まだ引越しの手続き中でもあり、正面衝突するのは面倒だったので、6月、U田君にお願いし、会計担当官をかたって仏蘭西語のメールを送ってもらいました。内容は、
・水道代、ガス代について、請求書と領収書を出せ。
・知っていることを全て紙で説明しろ
・さもないと弁護士送る
といったものでした。
受信後すぐに電話がかかってきました。相当びびっていました。そのときは、
・水道の領収書(大家の名前で不動産屋がサイン)
・家賃の領収書(同上)
を渡してきました。
ガスについては、前の借主が書かないといけないから、といって、何も出してきませんでした。
→ 前借主は、なぜずっと払い続けておかしいと思わないのか、いますぐその前借主に電話をしろ、といってみたところ、「もうそいつはモンペリエに住んでいないから連絡先を知らない」。じゃあどうやって出会ったのか、小切手を渡せたのか、と問うと、「道で出くわした」。
これは埒が明かないと思い、まずは銀行から小切手のコピーを取り寄せることにしました。(これが、本当に時間が掛かりました・・・)
つづく。
0 件のコメント:
コメントを投稿