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2011年3月29日火曜日

できること

帰国して復興支援を助けたい気持ちも一方であります。

しかし有事こそ浮き足立つことなく、各自の役目を冷静に果たすことが重要と考えるようにしています。


フランスでできる震災復興への活動として
 
1)募金協力
2)日本への関心をつなぎとめ、
 復興後の観光客数減少を食い止める

があると考え、2について行動しようとしています。

モンペリエでも、ジャパンエキスポのミニ版を初めて4年目になります(今年は6月24日・25日)

 Japan Matsuri ( 去年のHP http://japanmatsuri.fr/ )


そこで、主催者と相談して、日本の観光ブースを設けようということになりました。


 *イメージしたのは、各都道府県のPRパンフレット(英or仏)
を陳列・配布する、ということです。
 
 
 ちなみに、この主催者は、かなりの行動力を持っており、今年は、日本の状況にかんがみて、モンペリエ市役所を説得して補助金をもらったので、 入場料タダにできるそうです。
 
 
 マルセイユのジャパンエキスポは、マルセイユの日仏文化協会の方々や、剣道合気道弓道などの方々が頑張っておられたものの、店舗の出品がほとんど中国製であったり、日本の漫画・アニメ・JPOP文化の「紹介」「慫慂」がメインでした。
 
 日本に来たいと思った人への情報提供が、ないのです。

自分に出来ることを少しずつやりたいと思います。
 
 

2011年3月28日月曜日

2週間の語学学校修了

スタージュ前の2週間、フランス語会話力ブラッシュアップのため、語学学校に通いました。そのまとめです。


●アクサンフランセ@モンペリエ校

大変お勧めできます。従業員の質がよいです。また、先生の質も高いです(全員外国人にフランス語を教える資格を持っていますし、文学部の先生がアルバイトしていたりします)

クラスでは、
独逸人3人+当方の4人。午前3時間の授業で、一人90分はしゃべれる計算。
これに加えて、午後に90分会話の授業を毎日とりました。

中身は、
●口頭表現・・・テレビショッピングの実演、カードゲームを使った言葉・概念の伝達、母国についてのプレゼンテーション(私は天皇を選びました)、
●テキスト・・・カフカ、boris vian(鍵盤に対応する要素を用意することで、演奏する楽曲の数だけカクテルを作れる、という話でした。曲を音とお酒と2度楽しめる、という発明)

午後の授業では、
プロパガンダについてどう考えるのか、とか、間接民主主義は優れた制度か、など、ことによると、語学力不足からついていけないこともある大学院の授業よりも充実した討論の場になった場面もありました。


よかったのは、間違った表現は、その場で指摘してもらえることです。フランス人との会話では、間違っていても意味が通れば指摘されることはあまりありません。
今回の通学により、自分の間違いの癖を十分認識することができました。

独逸人は真面目に宿題をこなしてきますし、クラスの結束も高く、有意義な2週間でした。



最後に、今後当方の課題は何でしょうか?と問いましたら、担任2人の先生で、答えがアメとムチのように異なっており、これも学校側のアレンジだとしたら、よく出来た学校だと思わざるを得ません。

エロディー先生の見解
・流暢さ・・・フランス人ともっとたくさん会話をすること
・単純さ ・・・知識が増えるほど複雑に書きたくなるが、伝えるためには、シンプルさが一番重要。作文にあたって注意すべし

→叱って伸ばすタイプ


オレリア先生の見解
・まず日本語なまりのなさ、自分の言語能力に自信を持つこと。しばしば、遠慮がちにしているように見えるけれど、それは言語習得を妨げる。
・このまま努力すれば数年後にはバイリンガルになると確信しています。

→褒めて伸ばすタイプ


100のうち60分かった場合、

「60も分かった!」とよろこぶのか、

それとも


「うわやっべ40も分かれへんわ」と嘆くのかは、


自由、なわけですが、悲観主義な当方は、フランス語を話すたびに意気消沈する傾向にありました。その点、『語学学校』という場所は、話せない外国人を話せるように手助けする場所、ですので、留学生がいない当方の大学院と比べ、言語の面に集中して、快適に学ぶ場所となりえたように思います。

2011年3月24日木曜日

モンペリエ市主催追悼式典

昨日参加し、記事にしました。(記事:フランス語)
君が代が鳴り響いたとき、祖国を思う気持ちとともに、涙があふれました。
フランス人が、真剣に日本を心配し、協力を表明してくれることに、敬意を表します。
これまで分散しがちだったモンペリエ在住日本人が結束しつつあります。
新しく団体を立ち上げ、募金活動などを実施していくことになりました。記事による周知など活動の支援を通じて、少しでも復興につながるちからになればと思っています。

2011年3月12日土曜日

今週は1週間は雨模様

モンペリエでは、どんよりと重く、暗い、どこまでも続く苦しげな空が続きそうです。
東北の大地震のことは、モンペリエ在住日本人の間でも、そこかしこで噂になっています。
悪いことは、重なるといいますが、出来るだけ最小限で、食い止めなければなりません。

2011年3月10日木曜日

期末試験終了

2日目
ジャーナリズムの政治史
1)ジャーナリストの職業倫理は国家理性をもたらすことが出来るか
2)次の、エミールゾラ「わたしは 糾弾する」の一節を読みコメントしなさい

ジャーナリズムの経済
全国紙は現在の危機に打ち勝って生き延びることが出来るだろうか

3日目
よく分からない試験
・ブレイキングニュースと二番煎じという言葉を定義しなさい
・エジプトの市民革命に関する次の8ページからなる週間紙記事を読み
-可能な限り多くのアングルをあげなさい
-総論ペーパーを作成しなさい
-情報的なタイトル・示唆的タイトルの両方を提案しなさい

一番最後の試験が、もっとも大変でした。これは正直、能力の限界を超えています。
フランス人でも終わらなかったという学生が居ました。

とにかく、これで、2年間最後の期末試験かと思うと、かんがいもひとしおです。

残すは、地方長官庁でのインターンと、論文の作成、記事の執筆といったところです。

2011年3月1日火曜日

期末試験 初日

2月28日は、期末試験の初日です。

28日は、
ジャーナリズムの哲学(3時間)
ジャーナリズムの社会学(3時間)

1日は、
ジャーナリズムの歴史(3時間)
ジャーナリズムの経済学(3時間)

2日は、
よく分からない試験あり(3時間)


大学入試並の体力消耗です。家に帰ってきたところなのですが、これからすぐ明日のための復習なので、なかなか休めません。

今日の御題は、


ジャーナリストが犯す名誉毀損について、善意の例外というのがあるが、この要素に触れながら、ジャーナリズムの原則・ルールの実地での活用について述べなさい。

午後
ドミニクコードンがデモクラシーインターネットで述べた、インターネット革命は、民主制を深化させ複雑化すると同時に、代表民主制への代替の提供への世界規模の実験となる、との議論について、説明し、描写し、議論しなさい。

というもの。
ちょっと勘弁してもらいたかったですが、2つ目のは、その本をたまたま読んでいたので、書けはしましたし、1問目も、ジャーナリズムと法律の試験で勉強していた知識が残っていたので、書くことは出来ました。あとは、外国人であることでどれだけ「ゲタ」をはかせていただけるか、でしょうか。

明日も頑張ります。