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2010年6月28日月曜日

硫黄島 lettre d'iwo jima

本屋で「硫黄島からの手紙」DVDを買ったので、みてみたら、更に気分が沈んだ。

栗林中将は立派な人だ。すばらしいリーダーだと思う。
たしか中将のお部屋はもっと狭かったと思う。腰をかがめないと入れなかったし、何より映画から分からないのは、洞窟の中は熱気がすごいということ。かたや米兵は、ひとしきり攻撃が終わると船に戻ってシャワーを浴びたりしていたという。

また、当時降った弾薬の鉄量は、ならすと硫黄島を底面とする1mの高さの体積になるのだとか。

中将をはじめ多くの人命を失った日本がここまで来れたのは、残された者が遮二無二頑張ったからだろう。広島で被爆した母校の先輩は、当時戦争から生きて戻ってきた母校文系の人材は全て医者になった、といっておられた。才能やセンスも大事だけれど、死ぬ目を見た人間は強い。ジャパンアズナンバーワンやクールジャパンの栄光にばかり甘えてばかりはいられないのだと、決意を新たにしました。

2010年6月26日土曜日

la soutenance

Salle de Linz
11h05 à 11h40, le 24 JUIN 2010

Mon prof:
D'abord, vous commencez comme d'habitude sur ce que vous aviez trouvé dans votre recherche, 
pas forcément tous détaillé mais ce que vous pensez le point plus important.

Moi:(expliquer)

Mon prof:
Bon, avant de poser la question, je vais féliciter votre amélioration de français.
si vous étiez comme ça l'année dernière, je vous ai recommandé à écrire en français.

prof responsable:
Moi qui commence?

Mon prof:
Allez y

prof responsable:
Je suis d'acccord avec M Mon prof sur votre français et puis votre recherche en france, 
j'imagine que c'est difficile.
Néanmoins, j'ai trouvé plusieurs de points négatifs, 

1° votre parcours
Votre dîplome c'est master droit public mais vous avez choisi ici master science politique
Votre sujet n'est pas forcément le sujet de science politique.

2° Moyen d'accès , Bibliographie
même si vous avez fait l'interviews, il faut aouter plus de biblio en français car
y a bcp de livres sur sociologie politique aussi en france mais vous n'ajoutiez qu'an japonais et en anglais.


donc je vous dis que ton mémoire est assez moyen.

et qu'est-ce que vous voulez faire après? c'est grave.


Moi:
si je réussi ce master, je vais faire l'autre master ici  dans le domaine de droit public ou privé etc.


prof responsable:
il y a l'administration teritorialle comme parcours. mais bon, quand vous vous inscrivez, disez moi je vais écrire la lettre.


M. Mon prof:
Je vous pose 2 questions d'abord intellectuelle et  après pratique

1°vous pensez que votre hypothèse peut être appliqué dans la domaine de ministère français?
2°après rentrer au Japon, comment est-ce que vous donner les conseils aux organizations fusionnés?


Moi:
( répondre)


Mon prof:
Je vous remercie.

2010年6月24日木曜日

口頭試問

副主査からボロクソに叩かれました。合掌。チーン

ちょっとフランス版事業仕分け人かと思いました。

2010年6月21日月曜日

論文提出

たった今、提出しました。
口頭審査は、木曜日11時(日本時間18時)からです。

ここまで来るのに、日本の諸先輩方、元同僚、同僚、後輩、家族に多大なるご協力をいただきました。真に有難うございました。
 
インタビューをさせていただいた方には、謝辞に掲載させていただきましたので、帰国のタイミングで送付させていただくことを考えております。

それにしても口頭審査はない、といっていたのに、いきなり時間指定してくるあたりが、フランス。そういえば、スーパーバイザーの先生がアメリカから帰ってきたようで、研究室で出くわしました。たくさんメールを送ってすいません、と先制パンチしたら、
「問題ない、よければ今からでも明日でも論文のために議論をしよう!」といってくれたのですが、
「いやーーありがたいのですけど、今日提出日・・・」
「おお。うん、これか。よし。OK。」
終了。
秋にはたくさん面倒見てもらったので、よしとします。
口頭審査がドキドキですが・・・

2010年6月15日火曜日

USBでトラムに乗れる街。モンペリエ

USB切符の宣伝動画

最近導入されて、早速購入していました。
ほんとに便利ですよ。家でカードとネットさえできれば、いつでもチャージできてトラムに乗れるという。

先日ク●アパリの所長様ご一行がこられた際にも、「パリにもないのに」と感嘆いただいた一品です。

なぜ今この話かというと、先ほどいきなり運営主体である モンペリエ都市圏共同体から電話がかかってきたのですところ、概要以下のとおり。


モ「ボンジュー●★■・○◎□▲・・・」
当「ええ?」
モ「だから★■・○◎」
当「え、トラム?さっきナタリーに会うために乗りましたが何か?え、もしかしてチャージがたりなかった?」
モ「いえ、満足度調査です」
当「なんだ。ごめんなさい。フランス語早すぎです。満足しています。とても便利だし、店に行ってチャージする必要もなくて、とてもよく誂えられていると思います」
モ「どーもありがとうございました」

日本でも富山県や長崎県にもトラムがありますね。東京にも出来ないかな。会社行きトラム。深夜トラムにバー車両をつけるとやはり問題でしょうか

ナタリー

テンション高いCNFPT(全国地方公務員センター)モンペリエの司書さんナタリー(推定40代後半)と面会

彼女にフランスの地方公務員の流動性に関する実態統計の収集を依頼しておりました
(午後は帰ってしまうというので、あわてていってきました。)

受付「ボジュー。」
当方「ボジュー。ナタリーに会いたいのだけど」
受付「約束はありますか」
当方「ええモチロん」
受付「何時ですか?」
当方「時間は決まっておらずこの午前中なのですよ」
受付「ナタリー。あ・・」
当方「どうしました?」
受付「すぐに来るそうです笑」
当方「わかりました」

テンション上げ上げなおばさんナタリーの登場。

ナ「ようこそ、わたしの図書館へ!!!!!」

ご存知でしょうか、チェッカーズのブルームーンストーンフォエバー
あれです。両手広げー♪

そこまでラテン系の歓迎をされてしまった私ですが、笑顔でメルシーというのが精一杯でした。

しかして、彼女は有能で、パソコンの使い方もハイスピード、話に出てきた書類も20秒で出てきました。
仮説ですが、日本の総中流社会と異なり、フランス(だけではないかもですが)では個々人の教育水準が階層化されている。そのため、同じ公務員とはいっても、郵便屋さん、電気屋さん、県庁の移民窓口、県庁の人事課、地方公務員センターの司書では、単に職歴、学歴のみならず、文明化の度合いまでも異なっているのではないか。
と思わされることが多々あります。

それゆえ、最近、人との会話では、なるべく接続法を用いたり、過小ながらフランスの第3共和制やギリシアの哲学者の話を持ち出したりしつつ、自分は文明人であることを証明しなければと努力しようとしています。(そうしないとツマラン奴と思われ、話を聞き出せなかったりします)

他方で、そういう話があまり得意ではない人に間違って話を振ると、今度はめんどくさい奴だと思われ、話を聞き出せなかったりします。



ただ、基本的に、日本人への評価は低くないようなので、あまり肩肘張る必要はありませんのですけども。

マーク

クラスの同僚の誘いでワールドカップを1時間ほど見ました。

彼は大検を受けてここまで来たそうです。この後どうするのかと問うと、ロンドンでカフェのギャルソンをやりながら、余暇に大学にでも通うとか。どうも親孝行のためということのようでした。

しかも日本に興味があり行ってみたい案内してといっていました。

不動産屋の話もしたら、協力してくれるようなことをいってくれました。どうやら敷金については、私は2か月分渡したのですが、最近の法改正で1ヶ月分でいいことになったはずだといっていました。よく分かりませんが。

マークは意外といいやつだというのが分かりました。

2010年6月14日月曜日

敷金

返さないのです。前の大家。
関西みたくはじめから返さない種類の礼金ではなく、契約上も敷金として返されるべきものです。

もともとおんぼろ家具(ソファーなんてとても座れない)、しまらない扉の家をいい値段で貸していたくせして、色々と難癖つけて敷金返せないといっているらしい。

いい加減にしろフランス人。心の底から不快の源が吹き上げ今にも四方へ発散されそうなものを感じます。
金がほしけりゃまじめに働け。サルコジの「もっと働き、もっと稼ごう」に対して「もっと休み、もっと稼ごう」とかデモやってる暇があったら。小汚い稼ぎ方するよりよほどマシだと思いますが、そのような価値観はないのでしょうね。


となると、この家出て行くときもキケンです。先日の対応を見ていると、敷金返してくれるのかかなり心配です。対策を考えなければ・・・なんだかんだ20万近くの敷金払ってるので、まあいいやとあきらめられない金額(私にとっては)なので。日本に帰国することをいいことに返さない大家が多いと物の本にも書いてありますし。

2010年6月12日土曜日

インタビュー2

本日10時ー市町村組合の合併事例を同組合事務局長のギヨー氏にヒアリングしたところ、概要以下のとおり。驚いたことに彼は34歳にして行政組織の長でした。


・プレジデントには上位4人まで、副プレジデントには課長までの連絡先しかを与えない。(政治的影響力の行政組織への排除)
・GRH(人事)に各団体の出身者を集めているけれども、出 身団体の人事管理をのみ行うわけではなく、それぞれが全体を管理する
・出身団体で判断するのではなく、完全に能力だけで昇進 を判断している

・合併までの時間は1年なかった。これは、おそすぎてもだめ、拙速にもならないようにとの配慮。
・全コ ミューン議会でほぼ全会一致で決定された合併であった。
・合併前に外部のコンサルタントに依頼し、各組合職員にヒアリングをした。合併に当 たって恐れることがないかなどきめ細かく対応した。
・また、お互いの地域を2日間視察させた。
・合併前のCCLの長は命令型、CCLLは協議型の長だったの で、CCL出身の職員はいまでもプレジデントや副プレジデントに議論や提案を行うことをためらう傾向にある。という点で文化 の違いがアル。なお現在の長は中心市ロデブ市長ではあるが1992-2004のCCLL長出身、議論がしやすい環境にある
合 併時に構成団体のコミュニケーションと人事のミューチュアリザシオンを提案したが、時期尚早だったのか拒絶された。ノウハウの蓄積 や、賃金の違いなどをめぐる紛争やジェラシーを避けられると期待したのだが。
・旧2組合の事務局は、両方とも既にロデブ市に設置されていた。(なぜかとの問いに対し)この地域で最も大きなコミューンはロデブであり、政治的重要性を考えてこの地域を選んでいたと思われる。
・・・

彼自身は公務員ではないそうで、ほかの2人のディレクターもそうでした。統合のための努力がかなり決きめ細やかになされています。

さて、これで論文の材料はかなりそろったけれど、このヒアリングの結果は仮説に対して困難な挑戦をしてくるので、例外事例として処理しようかと逡巡してすでに数時間。

2010年6月1日火曜日

ようやくひと段落、引越し引越し今すぐ引越し

ようこそ新居へインターネット。
おかげでインターネットを求めてマック通いする必要もなくなります。

ガスは明日やってくる予定です。

インターフォンは壊れたまま。

玄関の鍵は結局、私がはらうことになりました。日本の海外旅行保険では保障対象外とのことですし、大家は不動産屋にもごねまくったそうで、扉が開いたままで不利益被るのは私なのでやむを得ません。まあ、因果応報という言葉がありまして、私がこのような目に遭うのも何かの報いとして悟ることにいたしました。同時に、大家殿も必ず報われるでありましょう。

先日知り合ったニーム在住のフランス人の歯の矯正を仕事とする兄ちゃんの話では、フランス人は金を払うことになると豹変する人がいること、外国人相手だとprofiterという言葉があって、つまり利用してやろうとかかる、よく知らないことを奇貨として私利をむさぼろうとするやからが多いこと、を知りました。まあ、大家もその類なのでしょう

ともあれ、この期間にフランス語会話の訓練になりました。少しは。1年を振り返ると、現地生活するということで教室会話では得られない対応力を求められてきたと思います。伝えるという気持ちと状況把握力があれば、多少変な文章であっても伝わるし、そこさえ押さえればどんな言葉でも通じるのだという真理を体得できたという意味で有益な1年でした。


ということで、残り20日に迫った論文提出までがんばります