ようこそ!

人目のお客様です

2009年12月29日火曜日

モンペリエのクリスマス風景

コメディ広場

オペラ座のライトアップ(◎o◎)







シャンドマルス広場

クリスマスマーケットの電飾



・・・これらすべて公共施設と思われる。








ガレット。
(゜Д゜)ウマー


店のおじさん、いかにも田舎の農夫な感じでGOOD。

2009年12月26日土曜日

Rescue me

Rescue me Every Little Thing 歌詞情報 - goo 音楽
Rescue me Every Little Thing 歌詞情報 - goo 音楽


ELTのうたです。歌詞の詳細はリンク先↑からどうぞ。

この歌詞、かなりシュールです。リアリティがあります。
描かれている日本女性の気持ちは、フランス人には分からない気がします。

例えば、
フランスに夢と希望を持ってやってきた日本人女性が失望してかかるという「パリ症候群」ということばがありますが、逆に日本人男性と結婚して日本に住むフランス人女性も、近所づきあいにおける腹の探りあいに疲れて欝気味になるといいます。

フランスではやってはいけないことは必ず明示しています。例えば張り紙でここではタバコのゴミは必ず持ち帰ってくださいなど。

日本ではやってはいけないこと、(道徳的に)やるべきでないことの境界が曖昧です。
それは「やってはいけない」と必ずしも明示せずとも、共通意識的な「やるべきでないこと」が代替してくれているからなのでしょう。
例えば、東京の築地市場を観光に来たフランス人が、その辺においてあった魚介類搬出用のカートに勝手に乗って遊んでいたことに店主が注意をしたが、「ワタシフランスジン!アナタダレ」といって制止を聞かなかったという話しをどこかで聞きました。(どこにもカートに載ってはいけないと書いていない)

また、わたしが日本でフランス語を習っていたフランス婦人は、デパートで普通のエレベータが込んでいると、おもむろに従業員用のエレベーターを探し出し平気で乗車します。
いわく「鍵を掛けていないということは載ってもかまわないということ。フランスでは携帯を机の上に放置したら盗ってもいいという意味。日本はフランス人から見たら隙だらけ、犯罪者にとって住み心地のよい社会。外国人がたくさん入ってきている今とても危険」

←ええ、あなたもね!と思いましたが。。

当然、日本人の私としては、
・電車でお行儀よく列をつくること
・識字率など平均的教育水準が高く、サービスの質が高いこと
・世界中の食材を含め東京では何でもすぐに手に入ること
・社会が整然と構成されていて予測可能性が高いこと
・勤勉さ
・このため、例えばモンペリエ在住のフェルナンド(コロンビア人)はクリスマスにロンドンにいくためでさえビザを取得しなければならないのに、日本人は3ヶ月以内の旅行であれば世界中の主要な国との間で査証免除が成り立っており、もっとも好ましい旅行客と思われていること

などをあげるわけですが、

マダムからすれば、何故日本では
・子どもが親を殺すのか
・出生率が低いのか
・過労死、自殺率が高い
・平日夜家族を放置して会社の延長的交際を行い、土日に仕事をする男が許されるのか(フランス人女性からすれば婚姻を継続しがたい事由とのこと)
・日仏交流というときに、いつも深い絶望に襲われる。それは日本人の多くがフランス文化に深い興味を持っていないことだ。フランスに興味があるという人間の多くは、ブランド、凱旋門、チョコレートという切り口からしか私に話しかけてこない。例えば、仏語を完璧に操るK大学の教授でさえ、開口一番「私はフランスで博士号を取得しています」と自慢してきた。大変日本的な人だ。フランスでは、肩書や地位よりも「何の責任者か」「どんな研究をなしたのか」が重要なのに、皮肉にもそうしたもっとも基本的なことが理解できていないことが示された。

などといった批判がよせられるわけです。


冒頭の歌詞も、法令で禁止されているわけでもなければ明示された決まりごとでもない、目に見えない世間のプレッシャーから逃げたい、いやしかし、その中でも「成功」を手に入れたい、そんな日本人(ここでは女性)特有の感覚が鋭く描き出されています。


私の場合、レスキューミーは・・・


今日も朝起きて
水もれ 扉傾いてる

普通に生きれない
理想だけはいつでも日本並で

渡仏してから手続・書類コピーしまくり
申請しても空まわり
滞在許可がおりないよ(以下サビ)

フランスの社会にNは振り回され
いらないストレスと仏語におぼれている

聞いたのと違うね
夢に描く南仏

どうか見捨てないでね
そんな私をレスキュミー

2009年12月23日水曜日

滞在許可

県庁へ行ってきました。

理由は、「申請以来3ヶ月たっても何の音沙汰もない」から。

こんな理由でも整理券をもらうために2時間並ばなければならないのか。。。

ようやく4時間後に窓口に到着。

当方「3ヶ月前に申請した滞在許可についてなんら音沙汰がないんですけど」

職員「あら、それは随分長いわね」

当方「ええ。勘弁してください。あ、これ受理証明書です」

職員「・・・コンピュータにはインプットされてませんね。書類探します」

(待つこと10分。数人の外国人が怒鳴ったりしている。世も末だ)

職員「学生証とパスポートわたしてください。課長に相談してきます」

当方「ええ?ええ。」

(待つこと15分。隣でフランス語の出来ない中国人が困っているが、お構いなくまくし立てる職員)

職員「来週召集状が届くでしょう。それから健康診断の案内が来ますから。そしたらOK」

当方「ええ?ええ?えっとー私は何をすれば・・・ていうか何で放置されてたんでしょうか」

職員「あなたのビザが学生ビザじゃなくてサービスビザだったから困惑していたようです」


困惑って!!!こっちが困惑するっちゅうねん。

3ヶ月毎日郵便受けを待つ気持ち、分かりますか。
(なんか帰ってこぬ恋人を待つようなかわいい切なさとは違いまっせ)

うーむ、日本人があんまりいないところで自己能力テストしようというコンセプトが遺憾なく発揮されております。が、単なる獣道で命を落としそうです。これは・・・どうせなら中国人みたいに徒党を組んで申請・移住しないと状況の改善にはいたらなそう・・・
まあ、でもこれで先例はできたわけですから、またモンペリエに来る人がいたら、役に立つでしょう。
(いるのか?!)

というのも、ストラスの2人は、問題なく滞在許可を既にもらってるわけです。そこには既に先人が大勢いますからね。

ああ、疲れた。でも召集状着たらまた県庁か。。。

2009年12月19日土曜日

中国

モンペリエに着てから、2回、中国人に話しかけられました。

1回目。未だ家にネットが開通する前、マクドナルドの無料無線ランを拝借しているところへ、
「ニーzーダオ、TABAC?」(TABACはどこですか?)
この人、後ろに上司らしきおじさんがいたため、仕事だろうと察しがつく。

とりあえずフランス語と英語で返してみたところ、、、、反応がない。
で、中国語で聞き返すと、ものすごい勢いで中国語を話し返してきた。

フランスに来るのに、英語もフランス語もできなくてよくこれたな・・・と思ったが、まさに困っているので、公衆電話から電話を掛けるためのプリペイドカードを探し、同胞に助けを求めようとしていたようだ。


2回目。大学の図書館から出てきたところ、明らかに同胞を探している中国人に遭遇。
「とぅーしゅーぐわん、しゃまてぃーふぁん?」(図書館、どこ?)

よし、今回は中国語の勉強と思って中国語で返してみた。ら、やはり、高速の中国語ミサイルの破壊力に圧倒され、断念。
幸いなことに、彼は英語もフランス語も(中国語なまりではあるが)話せたので、意思疎通ができた。
なんでもリヨン大学に通う37歳だそうで、北京大学を卒業したあと、フランスに9年?いるとの由。働いてないというので、一体どうやって生活しているのかと不思議になりました。
暇つぶしがしたいというので、ポリゴン(モンペリエ市内のショッピングセンター)へ案内し、再見!


。。。フランスにきてからというもの、考えてみると、
第1に、
欧州にあっては皆英語はそれなりに話せますし、隣国の言語は辞書なくそれなりに理解しているように見えます(ドイツ語、ロシア語などは除く)。
しかしながら、それと比べてわたしは中国語も韓国語もよく分かりません。このことに若干の引け目を感じます。

第2に、
アイデンティティの政治などでとりあげられる、国家アイデンティティとその中における多文化主義すなわち少数民族による自治主張について、アメリカのインディアンがよい例で、部族政府、当該法規が連邦法に優越するような、少数民族の権利が認められることがあげられます。日本ではこの手の問題について、フランス人のように国家アイデンィティの問題として口角泡飛ばして学生が議論するということも少ないように思えます。

(ちなみに、フランスではモスクやミナレットの問題が、あたかも政治的要求として翻訳されるけれども、彼らは移民であり、基本的に「統合」されることを希望しているから、これは政治的要求というよりもむしろ自文化尊重の問題なのだとか)


面白い記事を見つけました。

罵りが殺到!「日本が好きと言っただけなのに」

知識、政治、組織といった言葉は和製で、逆輸入されているのですね。
言葉の面だけで捉えれば、フランス語と英語の関係とも似たように感じました。
しかしながら、相互理解という面ではまだまだ努力しなければならないようです。

ちなみに、肯定的な意見も↓
客室乗務員が語る日本人の素養の高さ

2009年12月15日火曜日

多文化主義の発表了、片渕さんありがとう。

和訳があったおかげで全容を完璧に理解できました。ありがとうございました。
クラスメイトたちは課題論文が英語であったことから、ほとんど理解できていなかったようです。

しかも、当初2人しかおらず、また先生が切れかけていました。勘弁してください。
そして、オルレアン君は、先生がこの手のことで怒ると、逆に喜びます。

「僕の成績には有利だ!ボーナスだ!」

・・・それって人としてどうなんだろう。。と思いつつ、いやこれで素直な人なのかもとも思いつつ。。

2009年12月12日土曜日

突然の新ゼミ告知メール

いきなり冗談きついです。
予定になかったゼミが1つ増加。
来週1回目、年明け13日に2回目、14日に最終回。
一回あたり4時間。。。
明らかに無理やり感が・・・(以下略


dans le cadre du M2R, un séminaire de 12 heures sur le thème "Sociologie des organisations politiques et partis d'extrême droite".
Je le fais avec grand plaisir et j'espère que ce thème vous intéressera.

Mon emploi du temps étant extrêmement serré, j'ai préféré reporter le début de ce séminaire.
La première séance - qui sera une séance d'introduction générale - aura lieu la semaine prochaine, vendredi 18 décembre, de 9h00 à 13h00.

Puis nous aurons les deuxième et troisième séances les :
- mercredi 13 janvier de 15h à 19h
- jeudi 14 janvier de 15h à 19h
Au plaisir de vous retrouver la semaine prochaine,

クリスマスの一風景



レン

必殺仕分け人レン

以下引用
TOP >> モバイルゲーム >> 携帯ゲーム

必殺マイクで役人を切り捨てて予算削減!『事業仕分け人 レン』3キャリア対応で配信開始!

ジー・モードは、ケータイゲームサイト「テトリス&Getプチアプリ」などにおいて、アクションゲーム『事業仕分け人 レン』の配信を開始したことを発表しました。3キャリア対応です。




本作は、民主党政権の予算削減の目玉であり、査定の場が公開・中継されたことで話題を呼んだ「事業仕分け」をテーマにしたアクションゲームです。¥
写真
photophoto

2009年12月7日月曜日

フェミニズム発表1回目

フランスのパリテ導入の要因に関する英語論文について発表。

【内容】
National Solution or Model from Abroad?
Analyzing International Influences on the Parity Movement in France


筆者によれば、フランスにおけるパリテ(男女同数制)導入は、一方でフランス革命の完遂(男のみを対象→女性を含む市民へと拡大)という内的要因と、ドイツや欧州共同体のような外的要因との2つが重なって達成されたとのこと。
具体的には、国民議会、人口3500以上の市町村議会、州議会などでは、拘束式比例名簿の掲載が、男女男女のように交互にならないといけないという制度です。

【結果】
先生からはPAS MAL と言われました。年表資料も作成して配布したこともPLUS CLAIRとして評判がよかったです。30時間くらいかけたかいがありました。それにしてもやはり、英語をフランス語に翻訳するのに苦労します。1982年に一度クオータ制が憲法院(Constitutional Council)で違憲判断されている、というくだり、conseil d'etat なのかconseil constitutionnelなのか一瞬迷いました。逐語訳すると間違っていることがあるし。。

同級生たちとしても、英語を比較的苦手としていることから、英語論文の発表を私がやり、彼らは母国語フランス語論文を発表するという役割分担は、ウィンウィンゲームでお互いハッピーなようです。