欧州の社会民主主義政党についての授業が始まり、終わりました。
1日6時間×2日連続。
教授の部屋で授業で、家の丸テーブルみたいなのを囲んで彼のマシンガントークをひたすら聞き続けるというものでした。
担当教授は、学部で一番偉い(政治学科を創設した)ポール・アリエス氏(65歳)で、彼はモンペリエの社会党の活動をやっているので(政治家)、忙しいのだそうです。
同級生がいうには、なんでもモンペリエをここまで大きくした(現在人口もフランスで8番目ですが、以前は新市街地もなく、二桁だったとか)モンペリエのドンに戦いを挑んで、比例名簿から追い落とされたとかなんとかいっていました。
確かに、地元紙(midi libre)にも頻繁に登場している・・・
ともあれ、おじいちゃんなので、とても感じがよく学生のことを孫のように扱っている感じがしました。
休み時間のたびに私にも「ついてこれているか?」などと気を使ってくださいました。
で、試験が木曜日に行われますが、口述試験なのか筆記試験なのか、議論になりました。
アリエス氏はどっちでもいいけど、といっていて、同級生の一人が、当方が一番ハンデがあるから、彼に決めてもらおうといったので、私は個人的には筆記のほうが樂だと言いました。
しかしながら、休み時間の間に、学生たちは筆記試験より絶対口述試験のほうが楽だ、なぜならもし筆記で分からない問が出たら終了だが、口述なら彼は優しいので問を変えてくれる、何より筆記は5時間もあり長い云々
さらに、アリエス氏は、言ってみれば学内のドン的存在なので、廊下に出てざっくばらんにほかの教授、特に口述試験については既に実施済みのペレス氏と相談したようで、戻ってきていわく
ア「君は先週ペレス君の口述試験を受けただろう?」
当「ええ。(それ思い出したくないネタなんですけど・・・)」
ア「ペレス君は君の口述回答は悪くないといっていたぞ。」
当「うひょ?」
悪くない、ってことは???
ペの単位キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!?
ア「幸いなことに、彼は驚いていたよ。だから口述でも君にとって難しすぎることはないだろう。ま、わしにはどっちでも対応できるがね」
ヒエラルキー的に
ア>ペなので、ペがアの判断材料を提供する上でうそをいうとは考えられないので、ペの評価は少なくとも不可ではないことが判明しました。(ペ的にはアがまさか直接わたしに告げるとは思ってなかったでしょうけど、そういう細かいことは気にしないのが、なんとも政治家っぽい)
というわけで、また口述試験にトライすることになりました。
今度は録音をカイト君とマーク君に渡して二人がノート作成をしてくれる(フランス人同士は競争があり、直接連絡を取り合わないのが微妙なところですが・・・)ので、短時間ではありますが、頑張ります。
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