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2010年9月8日水曜日

街頭の政治@フランス全土

年金支給開始を60歳→62歳にするという法案の審議開始日となる本7日、フランス全土では公務員はゼネストを実施、200万人以上のデモが全仏で行われました。

ルモンド紙(7日付)によると、ドイツでは現在の65歳から2020年には68歳、イタリアなど69歳といったことを決めているにもかかわらず、フランスでは現在に至るまで60歳で年金がもらえるのがあたりまえで来たわけです。

政府の政策に反対する場合、フランスではストライキやデモを大々的に動員します。これを大学で「街頭の政治」と習いました。日本なら、こんなことで電車が止まったり、学校が閉鎖されたり、道路が通行止めになったりすることは稀でしょうね。

為政者の視点では、
近時の経済危機などで国力が衰えているわけだから、生活水準を維持したければ反対するだけでなくもっと稼げ、というサルコジ大統領の考えは理解できます。一般のフランス人の働き方を見ていると、なおさらです。

ちなみに、注目すべきなのは、フランスではこういった場合、担当大臣自ら20時のニュース番組に説明のため出演します。日本でも主導する政治家大臣がもっと直接国民に語りかけたらいいのではないかと思います。

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