ようこそ!

人目のお客様です

2010年9月2日木曜日

ENACT à Montpellier

2年目の所属先を選定中です。

8月23日14時から、ENACTモンペリエのリフル企画部長と面談してきました。
その後、研修担当のモリアン氏と詳細をつめることになり、最終的に17時40分まで議論してきました。

ENACTとは、ecole national d'application des cadres territoriaux の略称で、日本語では、国立地方行政幹部学校といったところでしょうか。日本ではそれにあたるものがないのです。
♯ しいていうと、幹部自衛官の幹部候補生学校とか幹部学校くらいにあたるのではないでしょうか。指揮幕僚課程になると、ストラスブールにあるINET(政治色のつよいポストにつく超エリートを養成するカテゴリーA+の職員の研修所)が相当すると思われます。

フランスでは地方公務員の人事は、全国規模です。例えば、福岡市に入社しても、来年から札幌市や川上村に異動することが可能です。こういったこともあり、研修機関は、国立となっているようです。

官僚エリートを輩出することで知られるフランスのENA(日本で言えば社会的なまなざしは東大法が近いが、中身は人事院に相当する)にはこれまで日本からの受講者がいるのですが、ENACTの場合、全く初めてのようで、手探りでの交渉となっています。

こういうときに感じるのは、中身について共通理解のある分野であれば、多少の言語能力的ギャップがあっても、なんとかなる、ということです。

(たとえて言うならば、極端な話、『全知全能の赤ちゃん』は、口は利けなくても全部分かっている、というようなことをいいたい。)

0 件のコメント:

コメントを投稿