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2010年1月16日土曜日

ゴードンレポート

ゴードンレポート

今では古典となった、最近流行の大学ランキングのハシリです。

モンペリエ大学は10位に位置づけられています。
そんな時代もあったねと(以下略


上海交通大学の発表している最近有名な大学ランキングについて、私の大学入学式の祝辞で、学長が

「学問の府に関し、スポーツジャーナリスティックな基準を持ち込むことに憤りを感じ、(参加に応じないと)あきらかにけんか腰の手紙を書いてしまいました。」と述べていたのを思い出します。(その後、現在では参加しています)

ちなみに、この学長はフランス研究者アンド奥さんフランス人でした。
得意技は「齟齬の誘惑」
さもありなむ。


実際、ゴードンレポートも、フランスの場合、医学部の評価に呼応している気がしますし、社会科学系だけで見た場合、当然地域性が研究内容を大きく異ならせたり(南仏政治学ではスペイン、イタリアがメイン関心など)、質的評価はできないと思うのですよね。

日本での大学評価は入試の難易度とかそれに応じた「就職力」などの評価も併せ持っている気がしますし。

2 件のコメント:

  1. ゴーマン?

    九州大学でよく聞いた話ですが、PhDはどこでとったかで価値がちゃうんだと。
    残念(ラッキー?)ながら、工学部にかんしては、日本の大学はわりとイージーらしい。

    たとえば、インド工科大学では、博士論文へ着手するために必要な実績(ジャーナルに何本論文が採択されたか)が、日本のそれの約2倍だってよ。

    あと、安田先生@政策研究大学院大学が、シカゴ大学のPhDコースは卒業までたどり着く割合が20%って、どっかに書いとった。

    そういうのは、わりと定量的で、指標にしやすいだろうね。

    なお、Kanye West 氏によれば、PhDは a Pretty huge Di@kの略だそうです。

    今年もよろしく。

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  2. かましてよかですか?
    こちらこそよろしくお願いします

    ここでの論文指導の教授はハーバードのPhDなので、その意味では尊敬に値するのですね。

    例えばモンテスキューの法の精神など法学を学ぶ上で欠かせない論考は至る所で惹かれることを考えれば、理科系のみならず、論文引用数によって業績を測ることはできるでしょうね。

    他方で、飛躍的な比喩になるけれど、ゴッホの絵のように死後年月を経て世に認められるもののあることを想起すると、文科系の学問の価値はなかなか測りがたい部分もあります。大発見で世の中を大きく変える、というほどのしろものではないですしね。

    いずれにしても、この大学のカリキュラムは気に入っているし、それがまさに選択の理由だったので、上海交通大学にどのように評価されていようともかまいませんが、上記のような理由から個人的にはどちらかというと蓮見重彦氏(上記の学長)の見解に賛同したい。

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