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2010年4月7日水曜日

言語交換


 今日はオレリアン(大学の同級生ではない)とカフェに行ってきました。モンペリエで働く25歳、去年まで日本にワーホリしていたそうで、高校から8年間日本語を勉強しているとのこと。

言語交換の掲示板で知り合ったのですが、日本好きにありがちな過度の「アニメマニア」とか「ゲームマニア」とかではなく、わりと普通の青年でした。当初緊張していたのが不思議でしたのと同時に、フランス人相手にこちらが緊張してばかりだったのに、今回はフランス人のほうが緊張しているのがおかしてくて、逆にかなりリラックスしてしまいました。会話は日本語7割、フランス語3割といった感じで、先方の日本語力の高さに圧倒されましたが、それでもこちらの感情の起伏、細やかな流れをたどるほどのレベルには達していないようで、時折、フランス語で私が補うなどして互いに有益な時間をすごせました。(多分

 写真は、コメディー広場のカフェにて。フラッシュがあたりすぎていて、ふたりともややキモ面になっています。

 (以下、先方の事情)

・東京の足立区に住んでいたが、日本語を話せたし、つくばの大学院でアルバイトもしていたので、まじめな学生と捉えられ不動産屋の問題はなかった。

・フランスでも高級公務員はストライキをしない。フランスでストをやる公務員はカテゴリーBやCといって駅員や郵便局員、あるいは学校の先生など。


・プログラミングの仕事とそれに関する博士課程の研究とを両立。

・パリ出身なので、モンペリエの言葉にはやや違和感。

・しかし固有のモンペリエ人はもう15パーセントくらいしかいない。

・金曜日からパリで研究発表があるため3週間パリに帰る。

・日本でも採用面接を受けたが、「日本人と同じように(深夜まで)働けるか」との質問に肯定の返事をしたが、信じてもらえずダメだった。

・来年の秋に日本にバカンスにいきたい。

・ 日本人にフランス語でしゃべるのは、スピードを落とさないといけない。なぜならパリジャンはしゃべるのが早くしばしば地方のフランス人でさえ聞き取れないからで、そうなると自然なフランス語にならないからストレスフルだ。しかし、君にならフランス語で話せるような気がする。と、かなり遠まわしなお世辞を言っていた。

・日本語は主語を言わないので、これを理解するまでにかなり時間がかかった。
「記入してもらえますか」といわれて、だまってじっとしていたことがある。

・ニュースはいまでも分からない。文字が出れば分かるが、漢語は音のみでは中国語に聞こえる。
・ちなみに、郵便局への苦情手紙に関する書面を指南してもらった。さすがフランス人、お手の物だった。が、敬具、の決まり文句をかけず、むしろ逆にこちらが補った。そういうこともあるのかと思ったが、それこそ「躊躇って漢字が辞書なくかける」日本人がいないと歌にも歌われていたように、熱心な?外国人に日本語を教わることもないとは限らないからその逆もしかるべし。

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