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2009年8月4日火曜日

Le cours d'ete a commance!! その5

(4日)午前中は激しく雨が降り、すごく寒かったのですが、夕方になるとカンカンでり。体調がおかしくなります。ところで、日本で8番目の都市、というと、福岡市になるようです。モンペリエに住むということは、人口規模の順位のみからすれば、福岡市に住むようなものだと、いえるかもしれません。

 今日は午前のみ。
 月曜日ゆえ(?)、先生たちはいつもほど気合が入っていませんでした。

1時間目: 「所有者は、所有物の罠にとらわれている」という19世紀の作家の言葉について、作文しなさい。

 要すれば、携帯電話を所有する人は、逆に携帯電話の奴隷になっているのでは、といったもの。時代としては産業革命期以降のものでしょうが、現代にも示唆的です。
 グループディスカッションでは、アメリカ人3人、クウェート人1人と私でグループになりました。彼らは、洋服、自動車、家を所有の例としてあげ、それぞれ、見栄や有用性を追求するためお金を犠牲にしており、所有=奴隷との構図を述べていました。
 当方は、資本主義そのものが金の奴隷ともいえるものであり、所有との概念そのものは社会に秩序を与えるためのフィクションにすぎないから、このテーマ自体は賛成できるが、これ自体哲学の領域なので日常的に奴隷制を感じて生きていくことには悲観的に考える、例えば、われわれは自己の身体の所有者か、との問いに対し、生物学者はDNAの存在を示唆するだろう、といった旨を述べたのですが、アメリカ人には後半は理解不能なようでした。これは私の言語能力が極度に不足していることによるか、彼らがまだ若いため(19歳)か、あるいはその両方か、でしょう。

 宿題:金曜日に300語以内で、作文を提出しなさい。



2時間目: 「日曜日の遠足について、3行でまとめて発表しなさい。」

 Bezierというところでは、水道橋の水源地を見ました。そこでは、だんだん畑のような水路があり、水量レベルを低いところへ徐々に下げていくことで、水を運んでおり、現在でも、船舶通行路として利用がされていました。
 といったことを発表しました。この先生は、クラス分けの面接のときに当方を担当した先生で、よく目が合うので、一番最初に発表させられます。土曜日の授業で、活用ができなかったときは、怒られました。c'est une surprise...tu doit les minimiser pour faire un master, je pense...とぶつぶつ言っていました。

 残りの授業で、土曜日授業中に作成した作文(添削されたもの)が配られ、問題点などが指摘されました。exellent, tres bien, bien, assez bienのうち、当方はbienでした。定冠詞や動詞の使い分けなど、細かく添削してくれていて、このマダムは熱心だしとてもためになります。
 いわく「各人勉強の背景が異なるから、他人との比較は無意味。次回以降に少しずつ前進できるように頑張りなさい」とのこと。おっしゃるとおりです。ありがとうございます。

 ちなみに、授業はもちろんすべてフランス語で行われます。日常会話は理解できませんが、授業中のprofによるコメントはほとんど理解可能です。おそらく、当方の認識語彙が、profの発話語彙を含んでいることが原因と思われます。18年1月~3月の間に、東京の日仏学院(レベルA2。今より2下のレベル)に通った際には、ほっとんど理解できず、当てられてもマゴツクことしかできず、厄介者扱いされていたことと比較すれば、上達を感じます。しかし、それは、ナスシスティックな満足に過ぎず、さらにさらに前進すべく努力したいと思います。

 とはいえ、毎日授業(土日は授業+遠足)で、時差・気候を含む環境への適応に必要な労力と相まって、体が悲鳴を上げ始めているのを感じます。オフィスでのハードさとはまた別のハードさがあるのですね。

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